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<自主トレテキスト抜粋4>

ピッチの基本
チップからピッチへは簡単に移行することができる。ピッチングウェッジでチップと同じワンレバー・ストロークをする。目的は高い弾道を得たいのだから、身体の中心線はちょうどボールの真上にくるようにしよう(ボールのライが良いならば)。そうするとクラブのグリップエンドは少し右に戻り、クラブフェースにもう少しロフトを与えるようになる。

チップストロークは「腕で上げ、腕で振る」、ピッチストロークは「手と腕で上げ、腕で振る」。グリップ・プレッシャーが強すぎなければ、意識的に力を加えることなく両手でフェースをスクエアに戻すだろう。また「ボディ・チップ」とか「ボディ・ピッチ」と呼べるようなチップとピッチの両方に共通するスタイルもある

 ★そのルーチンは5つのステップから成り立つ。見渡す・・・ライ、地形、状態のチェック。

  • 視覚化する・・・打とうとするショットとその結果を頭に描く。
  • リハーサルする・・・練習スイング、もしくは頭の中でスイングしてみる。またはその両方行う。これだという感覚がつかめるまで。
  • 実行する・・・リハーサルした通りのスイングをする。
  • 評価する・・・ショットが良かったら、頭の記憶バンクに貯金をしよう。ミスショットだったら、正しい練習スイングを一度する。

<自主トレテキスト抜粋3>

チッピングとピッチング
PGAツアーやヨーロッパPGAツアーで活躍する世界の一流プロゴルファーでも、1ラウンドでパーオンする平均確率はほぼ13ホールである。ということは、1ラウンドにつき4回から5回はパー・セーブのためにチップかピッチを正確にしなければならないことになる。このクラスの競技になると、1ラウインドで1ストロークの差はシーズン獲得賞金にして5万ドルから50万ドルの差になりえるのだから、その違いは歴然たるものである。
ただ楽しみのためのゴルフをするハンディキャップの多いプレーヤーなら、1ラウンドでパーオンはせいぜい「2つか3つくらい」だろう。となると、ショートゲームの出来がスコアを左右する可能性を大きくする。たとえば、1ラウンドで12回ほどピッチかチップをする場面があとしよう。たった50%の確率でもそこから3打ではなく「2打でホールアウト」できれば、1ラウンドで6ストロークは縮められることになる。ゴルフを職業にしているプロフェッショナルであれ、グリーン周りショット技術が上達すると、スコアップに大きく影響する。

チップとピッチ・・・その違い
一般的に表現されているのは、ピッチとは「地面上より空中時間の方が長いショット」つまり高く打ち上げるショットで、転がりより空中を飛んでいる距離の方が長いものである。
逆にチップとは、「空中より地面上の方が長いショット」で、短い距離を飛び、その後長い距離の地面上を転がるものだ。弾道ということで言えば、すなわち「ピッチは高く、チップは低い」となる。スタイルからもこの2種類のショットを説明することができる。チップは通常、手首を固定したワンレバー・ストローク、一方、ピッチは少し手首のコックが加わりツーレバーを形成する。これは、絶対とは言えないが、一般的に正しい見方と言える。
チップとピッチの使い分け
「まず、パットでいけるかどうか。パットでは無理ならチップをし、ピッチは、それ以外に方法がない時にだけする最後の手段とする。」
この言葉の裏には、ボールを高く上げるより、転がす方がやさしいという基本的な考えがある。バックスイングを大きくとり速度が上がるほど、ミスが起こる可能性も増えてくる。

自主トレキャンプテキスト抜粋2

■コースマネージメントと心理学に関するその他のアドバイス

  1. 1番ホールでティーを地面に刺した瞬間から、スコアを数える。さもなければ、スイングしないことだ。
  2. 状況は必ずしもコントロールできないが、状況に対する自分の行動はコントロールできる。同じように、勝敗は必ずしもコントロールできない。コントロールできるのは、最善を尽くすか否かのみである。
  3. トーナメントゴルフというのは一種の幻想である。仲間との娯楽的なラウンドと競技ラウンドの相違があるとすれば、自分自身の気持ちだ。
  4. 競技でチャンスを得るのはどんな時か。それは最悪の結果が起こりそうな時、そのリスクを受け入れる時である。
  5. 各ショットの直前からショットをする間、左脳(意識)を遮断して右脳(感覚)の能力を開放することは、各ゴルファーの精神レパートリーのひとつとして必須の要素である。
  6. コースではいつでも距離を確認すること。そして自分の距離を正確に知っておくことだ。
  7. ツアーに出るようになって1年経過したプロが「何を学びましたか」と尋ねられて、最も多い答えは「忍耐、ゲームプランに忠実に従い、バーディーや幸運が来るのを待つこと」である。
  8. 緊張を解く最上の戦略の一つは、広い視野に立って物事を見ることだ。人生という大きな観点からすれば、取るに足らないことである。リラックスして飛ばそう。
  9. 失敗に伴う苦痛が大きければ大きいほど、鮮明な印象が生じる。この事実により、プレーヤーは失敗を重ねると、プラスイメージの流れが保ちにくくなる。
  10. すべてのチャンピオンに共通する秘訣は訓練だ。訓練とは、「本当はやりたいことをやらないこと」である。
  11. 相手がリードしている時ほど相手は弱い。
  12. 今の一打をプレーすることの大切さは誰でも知っているのに、それは滅多に実践されていない。
  13. 真っ直ぐ打っていても、さほど違わないのに、林や池をかかえたドッグレッグのコーナーを“ショートカット”しようとして、ダブルボギーの原因を作ってしまうことが多い。
  14. コースマネージメントの基本
  • ティーアップでは平らな場所を見つける
  • トラブルのある側にティーアップし、安全な反対側へショットをする。
  • パー3(ショートホール)ではティーを使う
  • ホールを通る時、ピンの位置を見ておく
  • プレッシャーがかかっている時は、一番自信のあるショットをする
  • 天候の悪くなった時や、アップダウンのある地形からは無理せず堅実なプレーに徹する

最後に、史上最も偉大なアマチュアプレーヤー、ボビー・ジョーンズ(Bobby Jones)から、コースマネージメントのために一言。「今まで何度も言われてきた通り、ゴルフのプレーは、1ストロークずついくしかない。しかし、そのことを本当にわかるまで何年もかかった。」

自主トレキャンプのテキスト(抜粋)

今週8月10日(土)から12日(月)まで「自主トレ・サマーキャンプ(千曲高原)」ですので体調を整える努力はしています。(※坂本、堀江両先生も同じ日程でサマーキャンプを行います。
「自主トレキャンプ」で使用するテキストですが「読み物」としての資料を配布することが常です。その中から、ビブログで少しずつご披露して行こうと思います。
第1回は以下の通りです。※皆さんのお役に立てば!

■コースマネージメント
ゴルフにとって、「精神的、心理的強さ」となるもうひとつの分野は、「コースマネージメントの技能習得」である。コースマネージメントには、確かに感情が大きな役割を果たすが、感情や人格の特性とコースマネージメントとは分離したものである。
マネージメント技能の例としては、知覚、判断、ショットの選択、(天候状態、コース、ルール、用具に関する)特殊知識、プラン、クラブ選択、準備、及びペースの調整が挙げられる。 コースマネージメントをうまく言い換えると、“スマートなプレー”という表現になる。常識的な意味での手際の良さであって、頭脳の明晰さを意味するものではない。
建築家であり評論家でもあるR・バックミンスター・フーラーが“ダイマクション(Dymaxion)”と呼んだ「最小から最大を得る」行為である。
■スコアの法則
① 常に、特定のターゲットに対する手順をもつ。 ② ショットする時は、1ショット、1ショット、その瞬間に対して最善を尽くす。 ③ 気に入らないショットが出ても、自分を許し忘れて、そして次のショットにその瞬間の最善を尽くす。 ④ 18ホール全てをプレーし終わるまで、この手順を遵守する。 ⑤ スコアを記入する。 ⑥ ラウンド終了後、自分が出した成果を評価し、次に誤りを分析して、頭の中でやり直す。これでラウンドが本当に終わったことになる。 ⑦ 他の人と比較しない。比較するなら自分の中の理想的なゴルファーと比較する。 ⑧ 手順を繰り返し、自分の能力の限界を目指して、新しいスコアを記入する。

近況

猛暑が続いています!準備を怠らず快適なプレーを心掛けて下さい!第99回月例研修会は、9月29日(金)立野クラシックGCに12名中9名のお申込みを頂いています。(詳細はHPでご確認ください)また、第100回記念大会は11月29日(金)茨城ゴルフ倶楽部(東コース))には、「坂本先生をはじめ」16名中7名の申込みがあります。皆さんも一つの区切りとして是非、ご参加ください!(詳細は追ってHPで発表します)
私は、7月と8月は、体力的に心配なので、ホームコース(茨城GC)でのプレーをお休みすることにしています。ども、8月10日(土)~12日(月)は、恒例の自主トレを千曲高原CCで行いますので、宜しければ参加してください。その他は、涼しいところで少しだけプレーをしようと思っています。そこで、明日からは北海道、釧路CCに行って来ます、また、8月18日~23日は万座高原近くの草津高原CCと嬬恋高原ゴルフ場に行く予定です。
やはり私は、左目(利き目)の「黄斑変性」が悪化していて今までよりも見えない範囲が拡大しています。今週のまた眼球注射をして来ました!
★何かゴルフで聞きたいことや、ご相談があれば気軽にメールして下さい!
★また、本部のお近くにお越しの際は是非、お気軽にお立ち寄りください。

9番ウッド、6番UTはイイよ!

新しくこの2本のクラブを購入してから茨城ゴルフ倶楽部、スパ&ゴルフリゾート久慈と4回ラウンドして見ましたが、6番UTはキャリーで145Y~155Y、9番ウッドは同じく155Y~160Yを「高い弾道」で飛んでくれますのでパーオン率がアップしました。また、茨城ゴルフ倶楽部(東)のコンパクションが高く、速いグリーンでもスピンが利いて止まってくれますのでバーディーを幾つか取れるようになりました!スパ&ゴルフリゾート久慈の遅いグリーンもピンまで突っ込んで行けますので、少しゴルフが楽しくなりました!
年齢を重ね「筋力」が落ちて飛距離が出なくはなりましたが「高弾道」が打てるので「この2本のクラブ」はとても味方になってくれます。
以前に、レッスンで女性の皆さんに「9番アイアン」「11番アイアン」をお勧めした時の皆さんが笑顔になった時を自身で感じています。
ゴルフでは「14本のクラブ」を使うことが出来るので、皆さんも試して見て下さいね!

9番ウッドは強い味方!

最近は150~160ヤードを打つ時に、アイアンでは中々ボールが高く上げられなくて困っています。これ以上の距離はFWで何とかなっていますが、この距離を高弾道でスピンの効くボールを打てなければスコアになりません!
そこでPINGの430MAXの「9番ウッド」を購入することにしました。(女性や高齢者にはとても役に立つクラブですよ!…ついでにハイブリッドの6番も衝動買いで!
でも、ドライバーでフェアウェをキープ出来なくては「9番ウッド」も効果を発揮できません…幸いなことに?ドライバーの飛距離が出なくなったお蔭?でFWキープ率も随分上がりましたので(苦笑)※ドライバーの飛距離を上げるとに拘ってしまうとキープ率が落ちてしまいますので、これについては地道な「竹ぼうき」での素振りを繰り返すことと「軽い筋トレ」で対処するつもりです。

cof

第98回月例研修会速報

昨日、2024年5月16日(木)大利根カントリークラブで開催しました。朝方の雨もスタートの時には上がり、清々しい気温でした!大利根CCは、茨城県の名門コースですが、今回は私のお願いで「東コース」でメイングリーン(ホワイト)を使用しましたが、参加者の皆さんは「素晴らしいコースですね!ありがとうございます!」と気に入って頂いたようです。結果は以下の通りです。「優勝:吉松勲夫さん」が連続優勝!「第二位:石黒雅行さん」「第三位:久々の参加で青木愛美さん」「ベストグロス:こちらも久々の参加で大竹淳也さん」でした。(HPにも掲載してあります。)名門コースだけあって各ホールは大きな木立で区切られていて、FW中央に大きな木があったりクリークが横ぎっていたり「難易度も高かったにも拘らず、みなさんは大健闘でした!」第99回は、9月、第100回記念大会は11月に開催する予定です!コースは未定ですが楽しみにしていてください。日程が合えば、皆さんも是非、参加してくださいね!

肩と腰

よく肩を回せと言いますが肩は一対ではなく右肩と左肩が別々に動かす事が出来る事を知っていますかね?一度試して見て下さい!あと腰を回せとも良く聞くアドバイスですが、腰は骨盤ですから一対なんですよ!ダウンスイングで左腰を回せ!と言われても良いショットが出ない方は右腰を目標方向に回して見て下さい!今までよりもしっかりしたショットが打てるかも知れませんよ!左腰を使ったほうが良ければそれでも良いです!要はその場でセンターがキープして回転出来れば当たりもヘッドスピードも出るようになりますからね!

パット&アプローチ(バンカー)

パッティングは、両腕のコネクションキープして首の後ろ(ゴリゴリのところ)を中心としたストロークをすべきです!特にスイングスピードを必要としないパッティングでは「手の部分」を支点に使う人が多い様ですが、両肩や背中の「大きな筋肉」を使うことで「パチン!」と打ってしまい大オーバーや芯を外して大ショートなどのミスは軽減されます!特に下りのラインやショートパットは「大きな筋肉」を使うことで「ゆっくり、小さなストローク」が可能になります。
また、アプローチ(バンカー含む)でも基本は「ダウンブロー(ディセンディング))ですから、「左足に体重を置いてインパクト」すべきですね。
これも、手先を使ってしまうと「体重が右に残ったり」「ヘッドで救い上げたり」してしまいがちです。
ボールを上げたいからと言って右足に重心を置いてしまったら、ミスが多く出ますので注意しましょう。
※バンカー、ピッチ、ロブはヘッドの画劇角度に比例してボールが上がることをお忘れなく!
春のシーズンインから「楽しいゴルフが出来るように」基本の再確認をして置きましょうね!