ゴルフは、今や気軽に始めることができ、道具も品揃え豊富で揃えやすく、ウエアもファッショナブルになり、プレー予約もネットで手軽にでき、だいぶ身近になってきたのでしょうか。
その昔(わりと最近のこと)ゴルフが贅沢な娯楽の一つとされていた頃、贅沢品とされていたゴルフクラブには物品税証紙が張られていました。
皆さんは、見たことがありますか?…パッティングのレッスンの際に「ちょっとこれどうかと思って、引っ張り出してきたんだよ。」と、手にされていたのはヘッドが真鍮製のL字型パターでした。そのパターが好感触だったのは、カップインする度に見せる得意げな表情から伝わってきました。そして、そのパターのシャフトには、物品税の証紙が張られていました。集合した際、皆さんに「これなーんだ?(物品税証紙)」と質問しました。お分かりになったのは、11名中2名だったので、皆さんに先ほどの説明をしました。その後そのパターは、“贅沢なパター”と皆さんから呼ばれていました。なお、物品税は消費税導入(1989年4月1日施行)と同時に廃止になりました。わりと最近のことと思っているのは私だけでしょうか。 ※写真は父が使っていたクラブに張られていたものです。
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お気に入り
「買っちゃいました。一目惚れです。」お気に入りのパターを購入され、パッティングのレッスンの際に初お披露目です。
ゴルフ道具は、ちょくちょく買い替えるものではないので、気に入ったものを選び、使い続けたいものです。その辺りも踏まえて、皆さんに合った道具選びのアドバイスをさせていただいています。
私から皆さんに「気に入ったパター(道具)を使っていますか?」と投げかけました。皆さん、お気に入りを使っていらっしゃいました。シャフトの長さがあっておらず(長過ぎ)打ちにくそうな方には、シャフトカットをすることができることや、グリップの太さ、色なんかもお気に入りにできることをお伝えしました。長過ぎパターをお使いの方から、「でも、これ主人の形見なんです…。(笑)」と…(皆さんも大笑い)。私は何か間違ったこと言ってしまったか!?と思いましたが、ご本人の希望で、大切に取っておくより、ずっと使っていたいので使いやすい長さに調節することになりました。私は今シーズン、慣性モーメント(※)が小さく難しいと言われるパターを使っています。どうせ入らないなら、お気に入りを使うことにしました。でもこれが意外といい感じです。皆さんも“お気に入り”を大切にしてください。 ※慣性モーメントについては先生方にお尋ね下さい。
レジュメ
恒例のサマーキャンプが終わりました。
猛暑でなく…気温はひと段落、カンカン照りもなく…程よい曇り空、雨も降らず…夜は降りましたが、と言った具合で、天候に恵まれた三日間をスパ&リゾート久慈で過ごしてきました。キャンプ初日には、三日間の主となるテーマをまとめたテキスト(レジュメ)【制作・監修 山室先生】を配布します。5スイングと5ストローク、フルスイング形成、アプローチ(キャリーとランの関係、同じクラブでの打ち分け)、パッティングの練習方法、スコアマネジメントなどが、まとめられています。
フィールドレッスンや夕方のコース内レッスンでは、レジュメにそって考え方を整理しながら各ショットに臨んでいただきました。得意なクラブ一本でひとホールをプレーしたり、4対4(4人一組)や4ペア(2人一組)でホールマッチをしたりと、楽しみにちょっとドキドキ!?と真剣勝負も取り入れてみました。レジュメには沢山のメモが書き込まれ、帰る時には大切な一冊に作り上げられていました。
今回参加できなかった方には、今度のレッスンの時にご覧いただけるようにお持ちしますね。(ゴメンナサイ、さしあげられません)
仙人ゴルフ
「初めてプレーした(行った)ゴルフコースはどこ?」
夏場でも涼しくプレーのできるゴルフコースの話をしている時にちょっと脱線して皆さんに伺いました。
「コースレッスンで連れて行ってもらったコース。」「後で分かったけど名門コースでした。」「北海道のトーナメントコース」「海外でデビュー!」などなど、伺ってみると楽しい話をたくさん聞くことができました。
そして、皆さん口を揃えて「また行ってみたい。」「今行ったらどんなプレーができるかな?」と、付け足されていました。私は大学のゴルフ実習で、雲より高いところで白樺林と雲海を眺め、仙人になった気分でプレーを初めてしたことをお話ししました。ティーショットは右へ飛んで行き、白樺林から下界へ(雲の中へ)と消えてゆきましたが、ミスショットなんて全く気になりませんでした(仙人ですから)。とても気持ち良く、楽しかったことしか覚えていません。それを思えば、“ちっちぇー失敗なんか気にしない” 仙人の心でプレーに臨まないといけないなぁと(反省)…ちなみにそのゴルフコースが、日本で一番標高の高いところ(1,640m)に位置しています。
目土(めつち)
市原ゴルフクラブ市原コースへハーフラウンドのコースレッスンに行ってきました。午後からのハーフラウンドを終え、二組目の方と一緒にクラブハウスに戻ると直ぐに、「目土ありがとうございます。」とコーススタッフの方から声をかけられました。
カート座席足元に置いてある砂袋を見て声をかけてくださったのかと思いきや、先にプレーを終えた一組目の方達が、コーススタッフの方から「砂を入れて来てくれたんですか!ありがとうございます。」と、やり取りがあったようです。私の居ない所でも目土をちゃんとしていたこと(エチケットが身に着いたこと)は嬉しいものです。コーススタッフの方に声をかけられた皆さんは、これまで以上に目土をしないといけないと思ったそうです。ちなみに今回のコースレッスンは、午前中、練習場内の芝の上でショット練習をしました。普段なかなかできないことなのでとても好評でした。次回は是非ご参加ください。
左打ち
「木の根元にボールが…通常のスイング(右打ち)がさせてもらえない。」こんな時どうすればいいか、休憩中にご質問がありました。こんな時は背面打ち(目標に背を向け、クラブフェースも目標に向けて、右腕とシャフトだけの振り子スイング)で脱出する方法を知っていると役に立つ時があるかもしれません。
本番でいきなりやるのは不安でしょうから、練習場でやってみておくと冷静に対処できるので、みんなでトライして見ました。この場合は、距離は諦め、通常にスイングできる所へ脱出し、次のショットで距離を取り返すことが懸命だと言うこともアドバイスしました。
でも、距離を諦められない場合は、左打ちができると良いこともお伝えしました。右打ちクラブのトウを地面に着く様にしてセットアップし、あとは左のスイングをするだけです。実際にデモンストレーションで打てることを見ていただきました(8Iで100Yくらい飛んでいるかな)。数名の方が挑戦されましたが、グリップは? バックスイングはどこへあげる? などなど混乱されていました。「右打ちの自分が、左打ちの自分に教えてあげればいいですよ。」とアドバイスしましたが、頭の中の混乱は深まるばかりの様でした。
実際のプレーでは使わないかもしれませんが、練習の始めと終わりに左打ちの素振りをすると、疲労度合いをやわらげる効果があったり、体のバランスを整えたりすることができることもお伝えしました(積極的休息と言います。詳しくは別の機会にでも)。ちなみに私は、無雑作に左で打つとドロー系、右で打つとフェード系、どちらで打っても右に行く様です。
軽井沢高原ゴルフトラベル
北軽井沢(群馬県)にある軽井沢高原ゴルフ倶楽部へ行ってきました。
両日ともに最高のお天気の中、トラベル初参加5名の方を含む13名の皆さんと楽しんできました。新緑のこの時期、山々の緑はとても綺麗で、コースからクラブハウスを望む景観は外国に居るようです。打ち下ろしで眺望のいいホールがあったり、ブラインドホールでは後続の組へ合図をするための鐘があったり、クライマックスの最終ホールはアイランドグリーン(浮島)のPAR 3であったりと、特色あるホールが連続します。夕陽で色づく浅間山もサンセットと同時に稜線が浮かび上がり、満点の星空へ変わって行きます。そんな景色を眺めながらの夕食(メインはアイスバイン鍋)は、皆さんとの会話も弾み楽しいひと時でした。紅葉の有名なこのコース、今度は秋に皆さんと行ってみたいと思っています。それまで、我々が戻ってから警戒レベルが引き上げられた浅間山が静かでいてくれるといいのですが・・・(草津・白根山もね)
靴の命は踵(かかと)
学生時代、陸上競技をしていた時に、足型をとってスパイクやランニングシューズをスポーツメーカーにつくっていただきました。
足幅、甲高、踵の形状、指の形(親指が一番長い、人差し指が一番長い、5本の指の長さがほぼ同じなど)などを計測しました。特に重要になるのが踵の形状でした。靴の用途によって異なりますが、踵の合わない(ズレ過ぎる)靴は履き心地が悪く、足が疲れます。
同様にゴルフシューズを選ぶ時も踵をしっかり合わせ、試履き(両足)をしてみてください。プレー中はもちろん、プレーの前後を入れると約6時間履き続けます。起伏のある所を長時間歩いたり、時には小走りになったり、スイングの衝撃を受け止めたりと、様々な負荷がゴルフシューズにかかります。それだけに足に合わないゴルフシューズは避けたいものです…とシューズ選びのポイントをお話ししました。足元も自分に合ったシューズ(道具)でプレーに臨みたいものです。けっして、「ピンクかわいい…。」だけで、選ばないでくださいね。
スナイパー
「長距離からグリーンを捕えた時がたまらなく気持ちいいです。なので、どうもレイアップは…。」と、キャンプで聞いた一言です(普段からよく耳にしますが)。無理なショットや無謀なショットで無ければ、狙う(挑戦する)のもゴルフの楽しみであったり、醍醐味だったりもします。でも、キャンプでは、いつもと違うマネジメント(レイアップに徹する)でプレーをされていました。そうした方が、ゆとりを持ってショットに臨めることに気が付かれたようです。問題は、レイアップしてグリーンを捕えてからのパッティングにあることにも気が付かれたようです。キャンプで身につけたパッティングの練習方法に加え、ご自宅でもパッティング練習を再開されたとのこと。いい結果(スコア)を得られたようでよかったです。…「長距離からカップを捕えるパッティングも気持ちいいですね。」の一言には、その方の本能を感じました。
千曲高原C. C. スプリングキャンプ
好天に恵まれたゴールデンウイークは、恒例のスプリングキャンプへ行ってきました。いつも咲いているクラブハウス前の桜は、既に散り、葉桜になっていました。その代りいつも見ることのできない八重桜が満開で、コースを彩っていました。そのコース内を使ったコース内ステーションレッスン(初日、2日目)は、アプローチ、バンカーのショット、クラブ選択の考え方やティーショットの練習を行ったり、一つのホールの攻め方(マネジメント)を学んだりしました。最終組がスタートし終えた夕方から行うので、進行は気にせずにできるので、じっくりと課題に取り組んでいただけました。色々な質問がたくさん出て、私も一生懸命やらせていただきました。2泊3日のキャンプを2回担当しましたが、あっという間の6日間でした。毎日2回の温泉入浴でお肌もスベスベです。まぁどちらかと言うと黒光りですけど…。ご参加の皆さん大変お疲れ様でした。